2019年09月09日

故人が亡くなってから四十九日までの意味を知ろう

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一般的に、故人の命日から7日ごとに忌日法要という法要が行われます。これはお釈迦様が菩提樹の下で悟りを開いたあと、7日ごとに場所を変えながら瞑想を続けて49日間、悟りの境地を味わいながら、悟りの正しさを確認したとされていることに由来します。

忌日法要は初七日法要に始まって、四十九日法要まで七回の忌日法要が行われることとなります。故人はこの間、この世とあの世をさまようこととなります。生前の罪についての裁きを7日ごとに行って、故人の来世を決める重要な期間です。

この期間中に閻魔大王から審判が下り、その後14日感の猶予を経て49日目をもって裁きが下されることとなります。この裁きで善い行いをしていたことが認められれば、極楽浄土へ生まれ変わるとされています。四十九日法要は故人が無事に極楽浄土が出来るようにするためにその願いをこめて執り行われます。

また、この日は故人の冥福を祈り、喪に服す期間を終える日でもあるため、葬儀でお世話になった親族や故人の友人らを招いて法要を行うといった趣旨でも執り行われます。一般的にはこの法要で持って一区切りとしています。

なお、初七日法要については告別式の後に執り行い、その後の7日ごとの法要は省略して、四十九日法要だけを行うといったケースが多くなっています。