2020年05月16日

インドヒンズー教の葬儀と日本との相違点

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葬儀というのは文化や宗教と密接に結びついていて、世界には様々なお葬式の形があります。そこで、今回は日本のインドのヒンズー教のお葬式を取り上げ、双方を比較して相違点を見出すことにします。まず、双方のお葬式で大きく異なる点は、服装の色の違いです。

日本のお葬式では黒い服装を身につけることがマナーであるとされています。しかし、インドのヒンズー教のお葬式では、白の服装が正式な喪服であると考えられています。実際、インドの著名人の葬儀がYouTubeなどの動画サイトで放映されますが、それを見ていると参列者が全て白の服を身にまとっていることがわかります。

これは日本とは正反対なので、大きな相違点であると言えます。日本とインドのヒンズー教のお葬儀方法の共通点は、火葬であることです。しかし、ヒンズー教の場合、例外があります。それは、遺体が子供である場合には火葬することができません。

そのような場合は、遺体を布でくるみ、川に流します。このような儀式は日本にはないため、インドのお葬式の特徴であると言えます。次に、親族に不幸があった場合、男性は髪を剃髪する習慣があります。また、寡婦は葬儀以降、白い服しか身にまとうことを良しとしません。